認知的技法

認知療法や心理教育を行います。悩まれている方が現在の状況や思いを十分に語ることができれば、カウンセラーは問題解決に役立つ情報を提供していきます。一般的に「カウンセリングはアドバイスをしない」と言われていますが、実際にはそんなことはありません。カウンセラー自身の根拠のない体験談的なアドバイスは有害ですが、心理学的な知識を伝えることは有効です。近年では、人間の考え方や感じ方には幾つかのパターンがあることが明らかとなっていますので、ご自身の持つパターンに気づき、意識して修正していくことに取り組んでいきます(ここでいうパターンとは「認知の歪み」や「スキーマ」という概念を想定しています)。精神疾患を抱えている方は、主治医の了解のもとで当カウンセリングルームを併用し、ご自身の持つ特徴や症状を理解した上で対処方法を身につけていくことを目標にします。